マンション管理士/年収のお話し
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需要と供給が徐々に接近!

マンション管理士は「名称独占資格」であるため、マンション管理士以外の者がマンション管理士を名乗ることはできません。しかしこの資格を持っていなくても、マンション管理を行うことはできます。
マンション管理の知識やスキルを持ち合わせていない人が、実務を行うことが現実的かどうかは別問題として、やってはいけないということはありません。そこがまず大事なところです。

そこで需要と供給のことを考えてみましょう。
急行電車の止まる駅前に、ご飯を食べるお店として、もし中華店が一軒しかなかったとしたら?
そのお店はよほどまずいモノでも出さないかぎり繁盛するでしょう。競合の関係上、食べ物屋さんが一軒だけなんて現実はあり得ませが、もしそうだったとしたら繁盛するはずなのです。
理由は単純で、誰でもどこかでお昼や夕食を取らないとお腹がすいてしまうからです。チャーハンは一杯600円。自分で調理場に立たなくても、注文をすればすぐにチャーハンは出てきます。その需要と供給がぴったり一致しているわけです。

衣・食・住を考える時、「食」と「住」はどちらが切実な問題でしょう。本当はどちらも同じくらい切実な問題なはずなのです。しかし、「住」の場合は、特にマンションのように共同住宅の場合は、問題を「先延ばし」にしたり、「他人任せ」にしたりという傾向があるのが本当のところです。
多少近隣のトラブルがあっても、共有部分が傷んでいても、今日お腹がすくわけではありません。マンション管理の仕事には、そんなむずかしさがあるのです。

このサイトの主要テーマは、マンション管理士の収入や年収についてでした。管理人の話は回り道に思われるかもしれません。しかし将来の収入の算段をする上では、このあたりの事情は汲み取っておく必要があります。
需要と供給のことです。お仕事をいただけなければ、高額年収の夢を描いたところで、それは絵にかいた餅にしか過ぎないからです。

すでにお話ししたことですが、試験創設時の合格者の方のなかには、このあたりの「現実」を見ていなかったのではないでしょうか。
つまり「合格すればなんとかなる」でとりあえず合格したけど、「どうすれば有償業務にできるか」まで考えていたかったということです。
もう一方、マンション管理組合(マンションオーナー)が、自分たちの住まいの「現実」に、これまであまり切実感を持っていらっしゃらなかった、という現実もあると管理人は思っています。

制度創設から10年近くなっていまようやく、需用(マンション管理組合)と供給(マンション管理士の本気の度合)の意識関係が近づきつつあるというのが、管理人の実感です。

マンション管理士は、安定した収入・年収を確保できる国家資格でしょうか。
管理人は、それが可能な資格であると、いまはまだヨチヨチ歩きの状態ながらも、この資格の将来性を確信し始めています。
ただし成功するためには、まだ道のないところに道をつける開拓者精神が必要です。マンション管理士は資格取得による知識に加え、忍耐強い折衝力を要する仕事だということをここではひとまず述べておきます。